MUKU-DATA  舟板  材種は たぶん桧

ちょうど1年ほど前に弊社にあった3枚の舟板が東京の古着屋さんへ
内装材として出て行き(大阪の新規店舗で使用すると言っていたが)
和室のワビサビの数寄屋建築というよりは、
もしかしてこれが現代版の数寄屋内装かもしれないなぁ・・
いい所へ行って良かったと思いながら一年が過ぎた。
機会があればと舟板や水車板を意識しながら一年過ごしてきたが、
探すとなかなか良材も出て来ず、もう本当に使い込まれた古い舟板はこの世に無いのかもしれないと
何となく探す熱も冷めつつ過ごしていたら
ここの所、状態は良くないが使い込まれた古舟板の話が数件きた。
求めているときはないが、少し離れ始めるとそういった話がくるものだなぁと思ったり。。。
これは舟の側板の部分の板かと思われます。
輪冠の「もあい釘」(というらしい。因みに底板を繋ぐ平たい釘は「さっぱ釘」(魚からきているらしい)だそうです)
という舟を繋ぎ留める為の錆びた輪鉄がついている。
何とも言えないいい雰囲気が出ていると思うのですが・・
なかなか現代的感性では受け入れてもらえないのが現実?
本来であれば和の数寄屋建築部材として活用すべきかとは思うが、
昨年のように今時の内装との組み合わせも十分面白い素材かと思う。
まさに現代版数寄屋かと。
何枚か入手したがまだ汚い状態なので
洗い流してブラシをかけてからまたご紹介させていただこうと思います。

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